平成6年3月21日,古都小学校の卒業式の日を迎えました。少し冷え込んだ朝,穏やかな日差しが暖かく感じられる一日が始まりました。
元気よく登校してきた6年生は,受付で5年生から胸花を付けてもらい教室に上がっていきました。
コロナ禍がやっと収まり,今年度はやっと地域の御来賓の皆様をお招きすることができました。練習の成果を生かし,6年生はとても堂々とした態度で証書を受け取りました。卒業生の6年間の思い出とともに,保護者,地域の方々,先生たち,周りで支えてくれた多くの方々の思いや願いも詰まった証書です。
校長先生からは,日本の植物学の発展に大きく寄与した牧野富太郎さんに関するお話を聞きました。「好きこそものの上手なれ」。自分の好きなことを見つけ,夢をもって一心にがんばることの大切さについての話でした。
卒業式の歌,別れの言葉など,練習の時以上に心を込めていっしょうけんめいに表現する子どもたちの姿が,とても心に残りました。卒業式に相応しい態度で最後までがんばることができました。卒業生の思いが伝わる立派な式でした。
式に参加した4,5年生も在校生代表として,式の準備や別れの言葉などにすばらしい態度で臨んでくれました。4月から高学年として,学校の中心となって活躍してくれることでしょう。
式後の体育館では,卒業生が保護者の方に向けて作ったビデオを流していました。子どもたちの温かいメッセージに,保護者の方々も目を細めて見入っていました。
6年生教室では,担任の先生と子どもたちが最後の時間を過ごしていました。感謝と希望,中学校での生活をしっかりと充実させてほしいと思います。
教室での最後のひと時を過ごし担任の先生と6年生が出てきました。4,5年生と職員が花道を作り門出をお祝いしました。38名の卒業生が保護者の方といっしょにアーチをくぐって巣立っていきました。
卒業生の皆さん,保護者の皆様,おめでとうございました。