「備前焼」な一日(4年社会,給食)

 4年生は社会科の学習で岡山の伝統的な工業である「備前焼づくり」について学習しています。これまで,備前焼の歴史や作り方について学習してきました。今日は備前焼を作るために必要な材料や燃料について調べました。
 備前焼には「ひよせ」と呼ばれる特殊な粘土が使われます。備前市の伊部地区の田んぼの土などが使われます。資料を調べると「2~4mもの深さの土から掘り出すこと」「何年もの月日と多くの手間をかけて焼き物の元の粘土を仕上げる」ことが分かりました。粘土一つにも,備前焼づくりにかける人々努力が詰まっています。
 資料を見ると,原料の「ひよせ」も燃料の「松割木」も備前市伊部地区周辺で手に入れやすいことが分かります。備前焼が伊部地区で盛んになった謎を一つ解くことができました。
 そして今日の給食で,4年生は備前焼の食器を使いました。備前焼は釉をかけない焼き物なので,ふだん使っているお茶碗やお皿とは色やさわった感じが異なります。「ずっしりしてるなあ。」「ざらざらだけど,きれいな色だな。」地域の伝統工芸品の食器で,給食をおいしくいただきました。
 「備前焼」な一日の4年生でした。