午後1番目のプログラムはカッター研修です。古都小のカッターは「くろしお」号。重さ約1.5tもある頑丈なボートです。 前半のカッター研修の児童はこの船を協力して海に押し出さなくてはなりません。海の学校の先生が前で話を始めると,はじめはリラックスムードだった5年生の表情も緊張した面持ちに変わりました。
重いカッターがみんなの協力で少しずつ波間に近づき,最後は無事進水しました。ここまでも大変でしたが,カッター訓練はここからやっとスタートします。
船に乗り込みオールの基本操作の話を聞きました。くろしお号は少しずつ沖へと進んで行きました。少しだけ雨が落ちていましたが,海のすぐ向こう側の香川の島や遠くの山々を見通すことができます。
はじめはオールがなかなかそろいません。カッターの上でひっくり返りそうになったり,オールを水に取られたりと大苦戦していた人もいました。しかし,漕ぎ方がだんだんと上達し,カッターのスピードも上がっていきました。
研修後は海の学校の先生に,力を合わせ,息をそろえてがんばっていたことをほめていただきました。協力の大切さを学ぶ機会になりました。