5年生は毎年岡山県立岡山東支援学校の小学部の皆さんとの交流を行っています。1学期は,オンラインの学習で県立岡山東支援学校の先生から,支援学校の様子やそこで学んでいる子どもたちのことを教わった後に,実際にテレビ会議でお互いの学校紹介をしたり,伝えたいことを発表したりする活動に取り組みました。今日は子どもたちがふだん取り組んでいる音楽や,ダンスなどを紹介し合いました。
学習発表会で練習している曲をリコーダーと鍵盤ハーモニカで演奏します。演奏が終わると支援学校の子どもたちから拍手が返ってきました。「上手にできていてすごいです。」という感想をもらってうれしそうな人もいました。
2つの教室で2つの回線を使って交流しました。「小学校の様子を知ってもらおう」というめあてで,4つのグループ毎に発表の内容を考えたそうです。出番まで廊下で待機していたグループは,発表直前まで打合せをしたり,言葉の変更を考えたりして準備していました。
自分たちの出番の後は,支援学校の小学生の発表を聞きます。支援学校の友達も今日の交流に備えて練習したことを発表してくれました。画面越しに支援学校の友達がいっしょうけんめいに取り組んでいる様子が伝わり,自然と拍手がわきました。
日本は,障害の有無にかかわらず,誰もが相互に人格と個性を尊重し合える共生社会の実現を目指しています。障害のある子どもたちと障害のない子どもたちがいろいろな場でふれ合い,ともに活動する「交流及び共同学習」は,国としても方針が示されている意義のある活動です。本校でもこうした学習を通じ,豊かな人間性や共生の意識を育みたいと思います。