4年生は「みんながくらしやすい町」をテーマに総合的な学習の時間の学習に取り組んでいます。1日目は岡山市の職員の山本さんを講師に迎えてお話を聞きました。
山本さんは過去に起きた事故によるけがで,今は車いすを使った生活をされています。しかし,スポーツが大好きな方で,車いすマラソンで使用する競技用の車いすをみんなに見せてくれました。ふだんは岡山市の職員として元気に仕事をされています。 お話を通じて,障害のあるなしに関わらず,一人一人の人間として互いに支え合うことや,相手の立場に立って考えることの大切さについて考えることができました。
2日目は岡山市社会福祉協議会の方にご来校いただき,実際に車いすに乗る体験をしました。使い方について教えていただいた後にチャレンジしました。
4年生は車いすに初めて触れた人がほとんどです。車いすに乗って押してもらう人は足が動かせない状態なので,踏み板へ足を乗せる作業も押す人が担当します。
ちょっとした段差で,押す人が力の加減が分からずに苦労している場面がありました。乗っている人が「不意に動くとこわい」ということが分かったので,「次は右へ行きますよ。」「少し段差で持ち上がりますよ。」と,押す人が車いすに乗っている相手に声をかけてあげていました。相手へのちょっとした声かけで安心して進むことができることが分かったようです。