複雑な立体の体積を考えよう(6年算数)

 6年生が算数「立体の体積」の公開授業をしました。

 学習のはじめにタブレットのクイズアプリを使って,前の時間の復習をしました。3分ほどで,立体の体積を求める公式,三角柱や円柱の定義に関する問題など,今日の学習に関わる内容を復習します。全員でゲームのように取り組む課題で,6年生も真剣にやっています。
 先生が今日の課題を大型テレビに映しました。L字型,O型などの複雑な形の立体が並びます。「この立体の体積が出せるかな?」「今までのやり方を使えば求めることができそうです。」ということで「複雑な立体の体積を求めよう」というめあてで挑戦することになりました。
 はじめは各自で体積を求めました。「L字型の部分を2つの直方体に分けるといい。」「大きい直方体の体積から,欠けた直方体の体積を引いて出すとよい。」各自の考え方がタブレット端末の上でまとめられていきます。
 友達の考え方を自分の端末上で見ることができます。必要に応じて,前のテレビに拡大して紹介することもできます。一人で考えた後,グループの友達同士で体積の求め方を話し合いました。
 向かい合った底面が等しい形の立体は柱体であることに注目すると,底面積×高さで体積を求めることに気付いた人がいました。L字型の立体を分割することなく,L字型の底面をもつ角柱と考えると計算がより簡単になります。
 一見すると複雑な形の立体も,柱体として底面積×高さで体積を求めると式が簡単になることを確かめ,練習問題にも取り組んでいました。