それじゃ,ダメじゃん(6年道徳科)

 岡山市立旭操小学校の岩藤校長先生を指導・助言者としてお招きし,6年生が公開研究授業を実施しました。道徳科で「長所と短所」について「それじゃ,ダメじゃん」というお話を読んで話し合いをしました。テレビでおなじみの落語家,春風亭昇太さんの経験から,短所を改め長所を伸ばしていこうとする気持ちについて考えます。主人公は,中学,高校時代に「短所を隠そうとばかりしていた」自分に気づき,大学生になって以降は,「短所だと思っていたことを長所にもできる」と考え方を改めて,自分を高めていきました。

 最初に「それじゃ,ダメじゃん」の話を聞きました。そして,「長所を伸ばし,短所を改めるために大切なことは何かを考えよう」というめあてで,中学から大学にかけての主人公の様子や思いを考えました。自分の考えや感じたことも交えながら,登場人物の気持ちに共感して話し合う姿が見られました。
 主人公の生き方について考えた後に,今までの自分を振り返りました。事前にまとめていた,自分の長所,短所だと思うことをもとに,「自分なら何を伸ばしたいか,何を改めたいか」について発表することができた人が多くいました。
 まとめでは,今日の学習の気づきを発表し合いました。「負けず嫌い」を例にとると,誰かにとっては短所でも,別に人には長所となるなど,長所や短所にはいろいろな見方があることなどが分かりました。そして,よりよい自分をめざして努力したり工夫したりすることが大切であるなどの意見が出ました。
 授業後,今日の授業について本校の職員による協議会の後,岩藤先生よりご指導をいただきました。本校の今後の授業づくりに多くのご示唆をいただきありがとうございました。