3年生は総合的な学習の時間にお世話になっている西崎さんのぶどう畑を訪問しました。今日はとてもよい天気です。ぶどうハウスの中は風が通って思ったほどは暑くはなかったようです。はじめに西崎様からハウスでのぶどう栽培についてお話を聞きました。
ここで育てられているぶどうは「瀬戸ジャイアンツ」という品種だそうです。瀬戸ジャイアンツは甘さはシャインマスカットより控えめですが,すっきり爽やかな味が特徴だそうです。皮ごと食べることができるとてもおいしいぶどうです。
古都小のぶどう園の収穫は先週終わりましたが,こちらでは袋がかけられて大切に育てられているぶどうがたくさんあります。
おいしいぶどうですが,いろいろな虫や病気に狙われています。ハウスの中にはぶどうの実を食べるハダニが発生し大きな被害を受けることがあります。ダニは農薬を使って退治しますが,少しでも農薬を使わない方法として,ハダニを退治するカブリダニ(フランス生まれ)を放って,ハダニを駆除する方法もあるそうです。ぶどう栽培にはすごい苦労や工夫がいっぱいでした。
機械を使って農薬の代わりに水を散布する様子を見せてくださいました。大きな機械から霧状の水が勢いよくまき散らされます。いくつも並んだ大きなハウスは人の力だけでは管理しきれません。農家の方々は家族で力を合わせて,おいしいぶどうを育てるためにがんばっている様子が分かりました。
身近なところで育てられているぶどうに,本当にたくさんの秘密があることが分かりました。見学に快く応じてくださった西崎様,ありがとうございました。