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古都小ダイアリー管理人です。学校の日常を分かりやすく紹介してまいります。

あいさつの大切さ(2年道徳)

 2年生が道徳の公開授業をしました。「あいさつがきらいな王さま」というお話を読んで話し合っていました。

 周囲の人からあいさつされるのが大嫌いなある国の王様が「うるさい。いつもあいさつなんかしなくてもいいのだ。」とあいさつ禁止のおふれを出しました。それからはその国は,うっかりあいさつをすれば捕まって牢屋に入れられる国になってしまいました。あいさつが消えたこの国は暗くて寂しい国になり,王様まで元気がなくなります。
 そんなある日,王様の耳に牢屋からの楽しそうな歌が聞こえてきました。「あいさつだいすき」というその歌を王様も歌いたくなりますが,自分の出したおふれを破るわけにもいかず牢屋の前から逃げ出します。
 その後何日も考えた王様はやっと自分の間違いに気づき,おふれを取り消してみんなに謝りました。そして,王様が進んであいさつをするようになったおかげで,みんなの笑い声とあいさつが絶えない楽しい国になりました...というお話です。

 お話を聞いてから場面ごとの王様の気持ちを考えました。「朝から晩まで何度もあいさつをされる王様の気持ちはどうだったかな?」王様のガウンを着た友達が王様になりきって「うるさいなあ」「面倒くさいなあ」と王様の気持ちを話していました。
 また,クロームブックの心情メーターで王様の気持ちを表現し,主要な場面で王様がどんな気持ちになっていくのかを考えて話し合う姿も見られました。最後に自分のおふれを破ってうっかりあいさつしてしまった王様が「さわやかな気持ちになっている」「気持ちが伝わってうれしくなっている」様子に共感し,考えたことをノートにまとめていました。「明日からいろんな人にあいさつをします」といった振り返りを書いている人が多くいました。
 最後にみんなでいっしょに「あいさつのうた」を歌いました。先生のギター伴奏に合わせて,「あいさつのうた」の楽しくほっこりした雰囲気が教室に広がりました。
 子どもたちはふだんの生活でいろいろな人と出会います。いつでも気持ちのよいあいさつで,周りの人とのよいつながりができるようになれることを願っています。