2年生が道徳の公開授業研究会を行いました。岡山市東区の先生方,指導助言者として岡山市立旭操小学校岩藤校長先生をお招きしました。「くりのみ」というお話を読み,「相手の人にあたたかい心で接し,親切にすることの大切さ」について考えました。
「冬のある日,食べ物を探しに出かけたきつねが,同じように食べ物を探すうさぎに出会います。別れて食べ物を探していたとき,きつねはたくさん栗の実を見つけ,自分だけいっぱい食べた後,残りを誰にも見つからないように隠しました。」
「きつねは帰り道でうさぎに再会し,食べ物が見つからなかったと嘘をつきますが,うさぎは食べ物がないきつねを気の毒に思い,やっと見つけた2つしかない栗の実のうちの1個をきつねに渡します。うさぎの優しさに触れたきつねは涙を流しました。」というお話です。2年生が先生の話を静かに聞いていました。
お話の後,先生がきつね役,子どもがうさぎ役になってロールプレイをしました。うさぎ役の札をつけた2年生が栗の実(小道具)を手に,うさぎの気持ちになって演技をしました。ロールプレイを通じて,うさぎの温かい心に気づいたり,なぜうさぎがそのような気持ちになったかを発表しました。
最後に自分のことばかり考えていたきつねの心と,相手のことを思いやるうさぎの心を比べ,温かい心とは何かをまとめました。「こまっている友達がいたら優しくする」「自分のことだけでなく,相手のことも考えることが大切」など,子どもたちの気づきがプリントに書き込まれていました。
授業後の研究協議会では,ご参会の先生方と本校職員がグループごとに分かれ,意見交換を行いました。協議では他校の先生方から授業づくりに関するご意見をいただきました。また,岩藤校長先生からは,道徳の授業づくりに関する多くのご示唆をいただくことができました。お忙しい中,本校の授業研究にご協力いただきありがとうございました。